珪素の重要性

珪素の重要性を発見した科学者たち

珪素と称される物質と人間との関係の歴史を記載していきましょう。

 

新しく珪素という名の物質を見つけたというのは、18世紀のフランスの化学者アントワーヌ・ラヴォアジェになります。彼は酸素という名の物質の存在を見つけ、質量保存の法則を見い出すなどという色々な実績で「科学の父」と称された人なのです。このラヴォアジェが、珪素を「シリコン」という形で見つけ出したというのが1787年になります。

 

以降にその物質はまっさらな単独の珪素じゃなくて、珪素の化合物であるということが判明して、それから、化合物より珪素が単離されるのです。それを実現して、真新しい珪素の存在を世間に知らしめたというのがスウェーデンのベルツェリウスなのです(1810年)。シリコンと呼称される名前というのは珪石(シリックス)に由来いたします。

 

19世紀、ワクチンの発明もしくは予防接種を唱えたフランスの細菌学者ルイ・パスツールは、「珪素は医療の世界で大変な役回りを果たす」と言っているのです。

 

そして20世紀になり、性ホルモンの研究によってノーベル賞を受賞(1939年)されたドイツの生化学者アドルフ・プーテナントは、「珪素というのは、今も太古のかつても、命の出現に何よりも関係し、生の持続に必須のものだ」と語っているのです。

 

博士はコロンビア大学で人間が理想的な健康を維持する為の手法に関して研究して、いろいろな実験を駆使して、「人間は多種多様な食料より栄養素を摂り入れないといけない」と説いた事でも有名です。珪素は生命からすれば何よりも土台となる栄養分であり、そういったものを摂り入れないといけないということを科学的に説明した訳なのであります。

 

そうして、珪素と人間の健康との関連性が徐々に解き明かされていくのです。

 

始め珪素というものは、岩石なんかに豊富に含有されていることもあって、栄養成分とはほど遠い物質だったから、人間に対する健康的な有用性などということは考えにくかったそうなんです。実験に使用する際も、珪素を生物の体の中より検出したり、不足状態を作り出すというのは難しかったのです。

 

ですが1811年、科学者のフールクロアとボークランが、人間の骨の中に珪素があるということをようやくハッキリさせたのです。

 

近年では珪素が人間からすれば必須栄養素だという事、必要不可欠なミネラルであるのがはっきりしています。けれどそれが科学的に全世界で認められたというのは、割りとここ数年のこととなります。

 

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の科学者クラウス・シュバルツ博士とデヴィッド・T・ミルトン博士は、珪素が乏しくなったラットが、体重増量にあたって不都合なのを明らかにし、珪素が発育の増進に悪影響が出るということを実証したわけです。そのレポートは、世界規模で威光がある英国の科学雑誌ネイチャーで紹介されたのです(1972年)。

 

近頃では、珪素は体中のありとあらゆる組織、器官にあるということが認められています。とりわけ骨には多量に含有され、発育の活発な部位に多いため、珪素というものは骨が発達、成熟するのに大切な機能をしていると思われています。