ケイ素と免疫

ケイ素はどのように免疫に働きかけるのか?

これまでケイ素に関して、骨を強くすること、血管を頑丈で柔らかにすること、活性酸素の害を取り除く抗酸化力のあること、ミトコンドリアの活動を正常化しアルツハイマー病とかパーキンソン病を良くする内容に関して解説しました。

 

もう1つケイ素には、頼もしい健康効果を発揮します。それは私たちが病気になることを防止する力、病気になったとしても治す力=免疫力であります。

 

免疫と言えども広範囲に及び、様々な組織が見受けられます。例えば皮膚があります。皮膚は外界と体の中を仕切る重要な免疫組織なのです。外界に溢れる細菌とかウイルスといった病原体は、皮膚がないと手軽に体の中に侵入して、私たちは色々な感染症に悩まされることになるわけです。

 

よく火傷で体表の20%が傷を負うと生命の危険性があると言われていますが、これはまさしく感染症のリスクを表しています。普段気にも留めておりませんが、皮膚は物理的に危険物を拒絶する免疫の第一線です。

 

または唾液などといった消化液、口から肛門に及ぶ体内の粘膜なんかも大切な免疫組織であります。唾液などを含んだ消化液は殺菌力があって、粘膜表面には異物に向けて作用する酵素が存在します。外界と触れ合うところは、防護壁の一端として大切な役回りを行っています。

 

こういった防護壁を超して体の中に入り込んでしまった異物にも、強い免疫組織が存在します。白血球などを核に据えた免疫システムです。

 

「免疫」というのは「疫(病)」を「免(れる)」と記します。身体に備わった色々な組織を用いて、病気から自分自身を防護する仕組みが免疫であります。

 

免疫というものは大別して2つあげられます。

 

1つは「自然免疫」です。これは外部から入り込んでくる細菌とかウイルス、有毒物などといった有害物質、または癌細胞など内側に生じた敵を発見して撃退する作用です。先述の皮膚とか粘膜、消化液なんかがそれを担い、異物に向けてバリアーを張って防護したり、酸素とか消化液で壊します。生れながらごく自然に有している免疫ですから「自然免疫」と呼ぶのです。

 

2つ目は「獲得免疫」です。初めて戦った外敵を覚えて学習し、2度目に出会った際には一番効果の高い攻撃により敵を取り除きます。敵の情報を獲得して挑むから「獲得免疫」と呼んでいます。

 

例えば「麻疹は1度発症したら2度かからない」というのは獲得免疫の作用です。その仕組みを活用して、ワクチンを用いた予防接種が実施されているのです。

 

その2つの免疫は、第1部隊と第2部隊というような役目で、最初に第1部隊が敵と戦い、その結果と情報を基に第2部隊が戦うのです。この際に第2部隊は敵に相応しい武器(抗体)を作り上げて備えているため、2戦目は有利に勝負できるわけであります。

 

免疫機構が敵と捉えるのは、ウイルスとか細菌などといった外敵だけじゃありません。癌細胞だってターゲットになるのです。

 

こういった免疫機構を構成している細胞は、骨髄で作ってあります。

 

骨髄というものはどこに存在するのでしょうか。骨髄は文字通り骨の髄であります。背骨のみならず上腕骨とか脚の大腿骨など太い骨を中枢に見受けられます。骨髄移植などにおいては、腰椎(背骨の下の腰の部分)から採取するのです。

 

骨髄で生み出された免疫細胞の一部は胸腺と称される組織に送られ、そこで特殊な訓練を受けます。特殊な訓練というのは、異物を見極める訓練でして、その物質が「敵だと認識し攻撃の命令する」もしくは「敵ではないと認識して放置する」かを判別することであります。

 

こういった訓練を終えてパスした細胞のみがT細胞となって、またヘルパーT細胞、それに攻撃に特化したキラーT細胞とかNK細胞に分化するのです。それから血中で、外敵といった異物に備えることになります。

 

余談ですがNK細胞とはナチュラルキラー細胞を意味し、日本語にしたら、「生まれつきの殺し屋」となるのです。物騒な呼び方ではありますけれど、敵を殺傷する力に優れ、とりわけ癌細胞を対象に敵なしであります。

 

特性としてその細胞は、ヘルパー細胞の命令を受けることなく行動して、癌細胞などを見つけ出すとすぐに近づき、パーフォリンと呼ばれる弾丸を撃ち込んで撃ち破ってしまうそうです。こういった攻撃力から、癌に向けた免疫療法なんかで用いられる細胞であります。

 

免疫についての器官はこの他にも見受けられます。例えば脾臓であります。

 

それほど認知度がない器官で、以前までは「赤血球の墓場」「老廃物処理場」「なくても支障がない」なんていうように思われていたのですが、近年の研究では大事な免疫組織ということが判明してきたそうです。

 

脾臓がどこにあるといえば、心臓の下側、左側の脇腹周辺に存在して、サイズはこぶし程度です。中にザルみたいな組織がありまして、ここで動脈から流れ込む血をろ過して、新しい血に変えてまた血管に返す活動を行っています。とりわけ、古い赤血球をこしとって対処する機能があって、不要物は廃棄し、まだ利用できる鉄なんかは使い回しする仕事をしています。

 

脾臓のザル状の周りには免疫細胞が数多く待っていて、ザルの目に引っ掛かった血中の細菌とか異物を拾っては対処する仕事をしています。一説においては、ここには全身の4分の1に及ぶ免疫細胞が集められていて、免疫活動の中核と言える器官というわけです。

 

これまでは「なくても構わない器官」と言われ、胃癌の手術の時なんかは、周りに対しての浸潤を気にして切り取ることだってあったとのことです。すると後に患者が、重度の感染症に見舞われる傾向が高いなどトラブルが生じて、再検討されることになってきたのです。

 

昨今、改めて脾臓は免疫組織の形での存在価値を認知されています。

 

本サイトで公開している水溶性珪素を用いた免疫力の実験が存在します。それによりますと水溶性珪素を服用したラットによって免疫細胞が増え、とりわけ脾臓の能力がアップしたといった結果になったわけです。さらに脾臓が原因の免疫細胞が増加しました。これは水溶性珪素が脾臓の細胞を活発化したことを表しています。

 

そして別の実験では、ケイ素それ自身にまで細菌を抑止する静菌力があるのが確認されています。これは体全体について免疫力そのものだと言えます。


 
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